別れた子供に残す手紙

離婚して悩む

様々な事情で離婚に至り、我が子と離れて暮らす親は、別れたからこそより親としての責務を感じるものだと思います。

子供の目線からは(年齢にもよりますが)環境に慣れ、片親で不足を感じなくなることもあるかも知れません。それでもアイデンティティークライシスまでいかなくても「自分は何なのか?」「自分にはこの社会で生きていく能力があるのか?」という疑問から心に傷を負うかも知れません。

 

子供にアイデンティティを与える

与えるという言葉も押しつけがましいことですが、本来、家族であれば日々の生活から自然と身につくことが、離婚して離れればそういった時間が取れません。

面会が出来ている親子も全てではありませんが、仮に月1回、2回の面会では、その前後の出来事の話や遊びといった行動に時間を取られ、何か伝えようとすることが困難になるでしょう。

もちろん別に生活して、戸籍上は親子ではなく、他世帯の子になるわけですから無理も有りません。

”黙って行動で伝える”というやり方は根底に信頼関係や他の共有時間があればスムーズだと思います。ただ、離れて暮らす間柄で、どこまで伝えられるのか心配もあるでしょう。

子供側からも”教えて欲しい”という目線や行動や言葉で感じることがあります。

親子の時間が少ないからこそ、より深い強い関係を望んでいるのだと思います。内容が濃い付き合いというのでしょうか。

むしろ毎日ベタベタする親は”うざったい”存在になります。ただでさえ口やかましいのに独りにしてくれという感情も沸くでしょう。

これが離れて暮らすことで、そういった感情は少なくなると思います。なにせ口うるさくないですから。仮にうるさくても月に1回です。

 

やはり言葉はもちろん、行動で、あなたを優先しているという想いを伝えるしかありません。

その上で、親として子供への接し方は変わらないことを受け入れてもらうしかないでしょう。

 

個人的には手紙という形で残すこともアリかなと思います。

 

読みたければ読めば良い。読みたくなければ読まなくても良いという選択肢もあります。

また、内容が理解できない年齢ならば、理解できる時に読み返すと以前とは違った感情も沸くでしょう。ただ、子供自信がずっと手紙をとって置くという保証もありませんから、その後は本人に任せるしかありません。

手紙を読んでもらえる。プレゼントを大切にしてくれる。親としての言葉を理解して優先してくれる。そういった関係は築きたいものです。

 

子供と遊ぶ

家族の履歴書

パパのママの家族の生い立ち日記という手紙を残したら嫌がるでしょうか?

事実を列挙する伝記のような形式で、もう同居している家族ではないものの、先祖代々があって君があるという事実を有りのままに記載しておく。

これは資料のようなもの。

仮に子供が迷った時、自分を見失わないために、家系の履歴書のように様々なエピソードとともに記載しておく。

本来は口述で伝えたいものですが、祖父や祖母、親類といった関係に囲まれて話をする機械はほぼ皆無になる関係です。現実にはそういった環境に置かせてあげられない。

だから、手紙というか履歴書のように事実を列挙した家族や家系の話を自分なりにかみ砕いて理解して欲しい。

パパ(ママ)がそのまたパパ(ママ)から聞いた話。あの人は誰それで、どういった関係なのか。君が生まれたときにこういったことをしてくれた・言ってくれた。生活の中で伝えるべきものを記録して置く。

いつ先に亡くなるか分からない。その時にはもう何も伝えられない。だから、知りたい時に知ることが出来るように資料を残す。

これもまた親のエゴでしょうか。

 

親子はいつまでも親子

夫婦は終わることができます。全く別の人生でも影響はなくなります。

親子は血の繋がりも含め、どちらか一方から終わることができません。別人から産まれたことにはならない。住んでいなくても親に似た言動が遺伝子から出てきます。

 

本来の親子関係でもある関係を、まずは最低限でも保って、コミュニケーションを取れるよう精一杯変わらずに愛して接してあげることが大事だと思います。

結局、子育ては、子供と同居でも別居でも同じなんだなと感じています。

他人とは違う親子関係でも良い関係は築けるのではないでしょうか。

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